2007年12月02日
パラリンピックの問題点
この問題解決方法はどこにあるのでしょうか。
ソウル大会より、オリンピックと同一の開催地になってからパラリンピックが注目されだした。パラリンピックが注目されることによって、障害者スポーツが広く認知されたり、メダルをいくつも取るスター選手が現れたりするなど障害者スポーツの発展には貢献したが、同時に問題も発生し始めた。
問題が発生する主な原因は、オリンピックと同様に、パラリンピックもメダルを取れるかどうかで注目度が全く違うことにある。つまり、メダルを取ればその選手や所属する国の名誉となることは当然であり、そしてさらに選手にスポンサーがつきやすくなったり、報奨金がもらえたりするなど選手の競技環境や生活環境が大きく向上する。競技スポーツとしての発展の経緯であると同時に、オリンピックが抱える諸問題を障害者スポーツも抱えることになる。
以下に代表的な問題点をいくつか挙げる。
ドーピング問題:オリンピックと同様、パラリンピックでも発生している。ドーピング検査も行われている。パラリンピック選手には障害に応じて薬を使用する必要のある選手が多くこれらの薬の中にドーピング検査に反応するものがあるため開催期間中は薬が使用できず障害の様子が変化して苦しむ選手もいる。
機具に関する問題:パラリンピックでは、車椅子や義足などの機具を使う競技がある。最先端の機具はスポーツ医学や人間工学、機械工学、材料工学などを駆使してオーダーメード製作がなされていて、軽く、扱いやすく、体にフィットするようになっている。そして、このような機具は100万円以上の値段になってしまう。このような機具を買えるのは先進国の選手のみであり、貧しい国の選手は持てないので、必然的に先進国の選手が有利になってしまう。
クラス分けに関する問題:パラリンピックでは、障害の度合いに応じて階級を分ける。障害のクラス分けがあるために、100メートル走の金メダルは男女合わせて10個以上にもなる。このため、メダルの価値が1個のみと比べて低くなってしまうという見方がある。そこでメダルを少なくするために、近い障害部位の間で階級を統廃合するという動きがある。しかし、階級を統廃合すると障害部位で有利不利が出来てしまう(例:水泳においては、両足麻痺者と両足切断者が競ったら、両足切断者は両足が無い分だけ水の抵抗が軽減されたり体重が軽くなって有利になってしまう)。「競技の公平」と「メダルの価値」、パラリンピックは難しい選択を突きつけられているともいえる。2006年トリノ大会では、メダルの数を減らすため、障害の度合いによってポイントが加算された選手が競い、総合得点で競うルールが採用された。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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